東京天竺とは、文化学院小説ゼミの有志で始めた同人誌。小説やエッセイ、漫画などを掲載。詳しくはカテゴリ『東京天竺1号』『東京天竺2号』ご覧下さい。


by tokyo_tenjiku

第20回突撃!隣のフェティシズム/『コンバース』

『コンバース』kohsaku




私はコンバースに恋している。いきなりそんなことを言われても困るかもしれないが、とても好きなのである。
コンバースと一口にいっても沢山種類はあるが、その中でもやはりオールスターだ。さらにいうならローカットではなく、ハイカット限定だ。
ハイカットのなにが私を夢中にさせるのか?
あのカカトから足首へのラインである。カカトがぷっくりしているのに、足首のところでキュッと締まる、あのカタチ。さらに、足を屈伸させたときに、あのラインがジーンズのすそからチラリと見えると、もうたまらない。
「待って! もう少し、そのままでいて…」
と、つい口からこぼれそうになるのを日々我慢している。

いつから、こんな気持ちを持ってしまったのだろうか?
あれは……。そうか、あのときだ。

ある日、共同生活をしているイタリア人の友人のパーマの男性…、長いのでパーマさんにしよう。
ある日、パーマさんと私はパーティーで会った。パーマさんはオシャレな人だった。私は柄にもなく色気づいていたその時期、早速パーマさんの服装が気になった。
すると、1点1点を見てみると、高級なものを身に付けているようではなかった。しかしサイズ感がちょうど良くシンプルな着こなしであった。
讃岐うどんは、シンプルに醤油をチョロッとかけるくらいが美味しい。それは、麺という素材の美味しさを引き立たせるためには、味付けは少しでいい。ということかもしれない。
パーマさんは、その人自身の雰囲気、素材自体が良かったのである。
そんな麺、いや、そんなMENのパーマさんが履いていた靴、それが赤いコンバースのハイカットだったのだ。

次の日、私は赤いコンバースのハイカットを買っていた。
そして私は思った。

「3,990円で買えるなんてリーズナブル! さらに好きだ!」

これからもコンバースと一緒に過ごしていきたい。
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by tokyo_tenjiku | 2010-11-28 20:48 | 突撃!隣のフェティシズム