人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東京天竺とは、文化学院小説ゼミの有志で始めた同人誌。小説やエッセイ、漫画などを掲載。詳しくはカテゴリ『東京天竺1号』『東京天竺2号』ご覧下さい。


by tokyo_tenjiku

プラモと私

こんにちわ。タイトル見た人の中には、”何コレ?”と思う人もいると思います。
説明すると、『プラモと私』は東京天竺に載った休憩コーナーです。箸休めです。プラモデル屋の娘のプラモに関する思い出を書いたコラム(?)で、創刊号ではプラモデル屋の娘の苦い思い出が綴られています。

さて、なんと私が生まれる前から25年続いていたMAXIMも、自宅を引っ越すにあたり閉店するつもりでしたが、なんとありがたい事に、父の跡を引き継いでくれる方が現れたので店自体は続きます。ただ、東京天竺は父がいる間にだけ店頭販売をしていたので、今後(23日以降)は販売しませんのでご了承下さい。と、いう訳で店頭販売は下記のみになります。

一軒家カフェパチャンガ(カフェ)
埼玉県川越市新富町2-13
http://pachanga.michikusa.jp/

アンド、引き続き通信販売はいたしますので、ちょっと気になるなぁという方は気軽にメールを下さい。(tokyo_tenjiku@excite.co.jp)







ところでMAXIMは、私より年上だったんですねぇ。私としては、今の店舗より旧店舗の方が思い出深いです。両親は小さな私を預けるよりも、一緒に店にいた方が安心だという事で、私はしょっちゅう店にいました。段ボール箱に入れられて、捨てられて子犬みたいに外の様子をうかがったり、寝たり、段ボールに落書きしたり…。その時の記憶は割とあるのですが、お客さん一人一人と接した時の記憶はほとんどありません。ただ、お客さんの中にはよく憶えている方もいらっしゃって、父づてに話を聞くと恥ずかしくなります。

例えば…店の外の段ボールに落書きをしていた私。(当時2歳か3歳)
気を利かせたお客さんが、私に話かけました。
客「何書いてるの?」
くるりと振り返った私。
私「うちゃぎ!」
しかし、そこにはどうみても工場か建物にしか見えない絵が。
客「どこら辺がウサギなの?」
私「……」
その後、いくら聞いても答えてくれず、ずっと絵を描いていたそうです。

他にもこんなエピソードが…。
また外の段ボールに絵を描いていた私。
客「何描いてるの?」
私「(質問を無視して)ねーねーおじさん。お父さんがね、せーら−むーんステッキ買ってくれないんだよ」
客「じゃあお願いしてみたら?」(え!?あの、質問は…?)
私「でも、1回買ってもらって壊しちゃったから、同じのはもう1回買ってくれないって言うんだよ」
客「う〜ん、それじゃあしょうがないねぇ」
私「…そうか。駄目か…」
肩を落とすが、すぐに一心不乱に絵を描く私。
客「……」(変な子だなぁ)

このエピソードを聞いた時の恥ずかしさと言ったら!
当時は絵を描く事が唯一の遊びだったんだと思います。
あと、多分うさぎって言ったのは嘘ついたんだと思われ…
くそがきです。わかっています。私、わざとデパートで迷子になる子供だったんです。母がエレベータに乗るのを見つけた時 間に合わず、ちょうどドアが閉まる瞬間にニヤって笑う子供だったんです。よく母に「お前も子育てで苦しめばいい」って言われます。
なんか話がそれてしまいましたが…。

(気を取り直して)今後の東京天竺は!ブログ連載をしていこうと思っています。まだ詳細をお知らせできませんが、これからも東京天竺ブログよろしくお願いします!
長文失礼いたしました。連載お楽しみに!
by tokyo_tenjiku | 2008-11-24 18:52